2011年ごろ明石市でJR新駅構想があり見直しとなっていましたが、リニア中央新幹線の延伸を見越した計画とともに、新たな新駅構想が発表されました。
リニア中央新幹線は大阪までの延伸予定ですが、これにともない新幹線の需要増加が期待され、JR新駅の計画が進んでいるようです。
そこで今回は、明石市のJR新駅構想とリニア中央新幹線について紹介します。
明石市のJR新駅構想とは?
明石市では、2019年頃から新たにJR新駅構想が練られています。
ここでは、新駅として予定・計画されている場所や理由について解説します。
<大久保駅と魚住駅の間に新幹線基地・新駅>
2019年の11月頃、JR西日本が明石市内に新たな車両基地の建設を計画していることが報じられました。
場所は、JR神戸線の大久保駅と魚住駅の間の、在来線と新幹線が接近する区間であり、車両基地、在来線の新駅、商業施設などの建設が予定されています。
規模は約100ヘクタール(甲子園球場25個分)と大規模な開発が予定されていますが、駅名や具体的な工事完了予定日はまだ決まっていません。
<明石市が候補となった理由>
明石市に新幹線基地が新たにできる理由としては、災害時に線路が寸断された時にも新幹線運行の柔軟な対応ができること、リニア新幹線の開業の2つがあるといわれています。
現在、JR西日本の新幹線車両基地は福岡県しかなく、新たな車両基地ができることにより運行に支障が出にくくなることが期待されています。
また、リニア新幹線が開業されたあと、新幹線の需要増加が期待されており、新幹線の編成数が増えることから、新たな車両基地が必要になると予想したことを見越した計画です。
他にも、まとまった土地が確保できるのが明石市であり、立ち退きが必要となる建物が少ないといった点をふまえ、有力候補となりました。
リニア中央新幹線の延伸計画
リニア中央新幹線は、数年前からメディア向けに試験走行が行われており、時速500キロもの速さで運行するといわれています。
移動時間は大幅に短縮されており、ビジネスや観光がより一層快適になるでしょう。
ここでは、リニア中央新幹線の大阪延伸について解説します。
<2037年頃にリニア中央新幹線の大阪延伸開業>
リニア中央新幹線は、品川駅から名古屋駅間が2027年に開業予定であり、その10年後の2037年、大阪延伸が予定されています。
これにより、品川駅から新大阪駅までの移動が最短67分、品川駅から博多駅でも4時間未満で移動ができるようです。
飛行機での移動よりも、現在の新幹線、リニア新幹線の需要が高まることが予想されており、延伸されれば明石市の活気はさらに高まるでしょう。
<具体的な計画や発表はまだ行われていない>
JR西日本と明石市は、2019年9月に官民一体で鉄道を中心としたまちづくりを目指す「包括連携協定」を締結しており、沿線の開発について議論を進めているようです。
しかし、2020年上旬現在、明石市の開発エリアは決まっていますが、それ以外の情報はあまり出てきていないのが現状です。
リニア中央新幹線の先行開業まで5年以上かかるため、延伸先の大阪府や明石市については、なにも決まっていないのかもしれませんね。
まとめ
明石市に新駅や商業施設が集まるエリアができれば、新たなスポットとして多くの人が訪れることが期待できます。
また災害に備えての車両基地建設でもあるため、20年先、30年以上先の未来のことも踏まえて計画していることがわかりました。
明石市の未来が、よりよくなるための計画のひとつといえるでしょう。
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