国際都市と呼ばれる神戸市は、流行の発祥地でありながら、伝統的な文化も受け継がれています。
近隣地域には海や山といった自然もあふれており、兵庫県内でも特に魅力のある街といえるでしょう。
一方で、神戸市民への調査では福祉や子育てに関するサービスの面においては、まだまだ伸び代があるといえます。
そこで今回は、神戸市の市民調査からわかる市民福祉について紹介します。
神戸市の市民調査からわかる市民福祉の実態は?:幸福度が上昇中!
神戸市では、市民福祉に関する課題が挙がっており、定期的にアンケート等の調査が行われていることをご存じですか?
ここでは、市による市民福祉に関する行動・意識調査を中心に、市民の思いや幸福度について解説します。
<健康・金銭面で不安に感じている人が多い>
2018年、神戸市ネットモニターのアンケート調査結果では「現在不安に思ったり、困ったりしていることがあるか」の問いに対して、58.9%の人が自分や家族の健康について不安があると回答しました。
また、収入や借金のことで不安な人が42.6%、子育て・教育のことで不安な人が30.7%と結果が出ています。
一方で、別アンケートの結果では、消防・救急やまちの美化、観光・国際交流において満足している市民が多く、これらの項目については満足している人が多いようです。
<兵庫県の幸福度は上昇傾向!>
都道府県別「幸福度」ランキングでは、2016年は31位、2018年は38位と低迷していましたが、2019年の結果では、なんと兵庫県は20位タイまで上昇しました。
幸福度ランキングとは、福祉や教育、生活、文化、仕事・雇用といった分野において指標を定めて、都道府県ごとに市民の幸福の度合いを数値化して、順位付けしたものです。
幸福度には、住みやすさや子育てのしやすさなどの地域福祉への市民の反応が表れます。
ですので、兵庫県の幸福度が年々上昇していることは、県民・市民による、自治体の施策への高い評価を示しているといってよいでしょう。
神戸市の市民調査からわかる市民福祉の実態は?:地域活動や福祉サービスを促進するこうべの市民福祉総合計画2020
こうべの市民福祉総合計画2020とは、1977年に制定された市民福祉条例にもとづいて作られており、昨今の社会情勢の変化に伴って生じる課題に対応するための施策です。
市民生活の質を向上させる地域福祉促進のための計画ですが、この施策では具体的にどのような取り組みが行われているのでしょうか?
<子ども・高齢者・障害者など福祉サービスの充実>
神戸市で長年課題となっている福祉サービスでは、健康寿命の延伸に向けた取り組みや、子ども向けの生涯学習が行われています。
「市民が地域福祉の主役になるために」をモットーとした施策が行われており、すべての市民が過ごしやすいまちづくりが推進されているといえるでしょう。
<市民の地域活動への参加促進>
どの自治体でも若い世代は地域活動への取り組みに前向きな人が少なく、これを解消するために、支援や福祉学習の推進が行われています。
これを解消するために、若い世代も参加しやすい地域づくりが支援されており、施策が進むごとに神戸市全体が活気あふれる街へと変化していくことが期待されています。
高齢者、若い世代、すべての人が地域活動へ参加すれば、今以上に明るく住みやすい街となり、人口の増加や福祉サービスの向上が期待できるでしょう。
まとめ
神戸市は阪神・淡路大震災後の復興活動を経験しているため、市民の防災意識が高く、市民同士のつながりが強い街でもあります。
雇用や福祉サービスの面では課題があるといえますが、自治体による施策が進めば今以上に住みやすく、さらに多くの市民が愛着を持つ街となるでしょう。
市民福祉を推進する“こうべ”の市⺠福祉総合計画2020に今後も期待しましょう。
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