昨今、共働きの家庭が非常に増えていますが、小さな児童がいる家庭はどうしているのでしょうか。
明石市には放課後児童クラブという制度があり、共働き家庭に大きく貢献しています。
この記事では、放課後児童クラブの目的やその入所方法について解説していきます。
明石市の放課後児童クラブの目的と育成方針
明石市の放課後児童クラブは、仕事の都合などにより日中両親が自宅に居ることができない家庭の児童を対象とした制度です。
その活動は多岐に渡りますが、主として児童が放課後の生活を安全に過ごし、適切な遊びを提供する場として機能しています。
また、児童の健全な育成を図ることを目的としています。
その育成方針には次の7つが掲げられています。
<放課後児童クラブ7つの育成方針>
① 指導員の仕事とは
児童の生活を見守り、適切な遊びを通して成長や発達を支援する職務である。
② 児童の健康管理と安全の確保
児童の健康状態を常に把握し、安全に過ごせる環境をつくる。
③ 児童ひとりひとりを大切にした生活づくり
ひとりひとりを大切にし、集団での安定した生活を築く。
また、自分らしさを出せる居場所を確保する。
④放課後児童クラブでの生活の充実
基本的な生活習慣を身に付ける。
また、遊びやイベントの他、学習や施設外育成などを通して社会性も身に付ける。
⑤家庭との関わり
保護者との連携をし、保護者の立場を理解する。
⑥学校との関わり
児童について相互理解を深める。
また、相談し合える良好な関係づくりをすすめる。
⑦地域との関わり
地域との良好な関係を築く。
児童だけでなく、家庭への配慮もされた育成方針は預ける両親にとっても嬉しい内容ですね。
明石市の放課後児童クラブの入所方法や気になる利用料
明石市の放課後児童クラブへの入所には、保護者の就労時間(通勤時間を含む)が児童の下校時刻以降であることが要件となっています。
勤務日数が○○日以上必要などの制限はありませんが、保護者の就労がない場合には特別な事情を除き放課後児童クラブへ児童を預けることはできません。
また、保護者の就労状況などによっては放課後児童クラブをより必要としている家庭が優先される場合がありますので留意が必要です。
気になる利用料は、基本が月額8,000円(8月のみ12,000円)です。
「基本」としているのは就労状況などにより負担額が変わるからです。
また、教材費や行事参加費のほか、おやつ代などが別途2,000~3,000円程度かかります(入所する放課後児童クラブによって異なります)。
また、平時は放課後児童クラブの利用がない児童でも夏休みの間のみ利用することができる制度もあります。
まとめ
明石市の放課後児童クラブを利用することで、共働き家庭でも安心して児童を預け仕事に励むことができます。
入所の申請には就労証明書が必要になるなど、入所方法の詳細は明石市のホームページに記載されていますので検討されている方はご参照ください。
年度によって内容が変動する可能性がありますので、都度確認することを推奨されています。
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