リノベーションはリフォームの1種であり、間取りも含めて大規模に改修することを指しますが、そんな大規模なリフォームをした中古マンションはお買い得なのでしょうか?
今回は、リフォーム済の中古マンションを購入する場合のメリットとデメリットについて、ご説明していきます。
リフォーム済の中古マンションのメリット:まるで新築が割安で手に入る
まずは、メリットについてです。
何といっても、新築同然の内装や設備が導入されたマンションを割安で買うことができるというのが、最大のメリットでしょう。
リノベーションをして売られているマンションは、築年数がそれなりに経っている中古マンションであることが多いため、価格もそこまで高くありません。
さらに、部屋の中身は新品ですので、新築マンション同様の住み心地であるという点や、リノベーション分の費用が物件価格に含まれているという点もメリットといえるでしょう。
また、中古マンションであることから、思いがけず立地が良い場所にマイホームを購入することができる可能性もあります。
リフォーム済の中古マンションのデメリット:元は中古マンションであること
続いて、デメリットについて見ていきましょう。
特に注意すべきなのは、中古マンションならではの耐震性の問題です。
1981年に建築基準法が改正され、建物の耐震基準が厳格化されました。
新しい基準では、震度6強~7程度の揺れでも倒壊しない設計が求められていますが、法改正前に建築された物件の場合、耐震性が新しい基準に相当しない可能性があります。
築40年前後の物件については、いつの耐震基準で建てられているか確認しておくようにしましょう。
また、リフォーム前の状態が分からないというのもデメリットの1つです。
内装の全面改装とともに資産価値を上げようとしておこなわれたリフォームであれば良いのですが、不具合があるなど、リフォームしなければ売れなかった理由が隠されている可能性もあります。
さらに、部屋の中は新しくなっていますが、共有部分については古いままです。
マンションの入口がバリアフリーになっていない、各部屋への配管が老朽化していてトラブルが多発する可能性があるなど、古いマンションであることのデメリットがある点にも注意しておきましょう。
まとめ
いかにもお買い得に感じるリフォーム済物件ですが、元々は中古マンションであることを忘れてはいけません。
リノベーションやリフォーム済であることのメリットと、中古マンションであることのデメリットのバランスを考えた上で、購入を検討すると良いでしょう。
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