住宅の売却には最適なタイミングがあり、知っているだけで、契約までの期間の短縮や節税ができます。
そうそう体験しない住宅の売却では、わからないことがたくさんあって右往左往しがちです。
ここでは、売買するタイミングについてポイントと税金面をご紹介します!
住宅の売却タイミングやポイント
住宅の売却に最適なタイミングは、需要の多くなる2~3月といわれています。
日本の新生活が4月から始まるのが主な理由で、4月の入居に合わせて逆算した時期が2~3月だからです。
9月頃も次いで売れやすい時期といわれているので、地域の特徴を地元の不動産業者などに尋ねてみるとよいでしょう。
ちなみに、4~8月はニーズの落ちる傾向があるようです。
また、売却には最低でも3ヶ月はかかるので、売りたい時期があるのであれば、計画的な活動をしなくてはいけません。
2月までに売りたいのであれば、9月~10月には準備を始める必要があります。
住宅ローンもポイントで、残債があると売却や次の融資に問題が生じやすいので注意してくださいね。
おすすめは住宅ローン完済後の売買ですが、さまざまな事情により残債のある物件を売りたい場合は、損失を最小限に抑えられるような計画が大切です。
築年数は15年以内の浅いうちに売るのがおすすめになります。
建物の劣化はもちろんですが、築20年を区切りにする各種特例があるので、それ以前のほうが売りやすくなりますよ。
住宅の売却タイミングと税金
住宅の売却タイミングは税金にも関係が深いです。
不動産を売って利益がでると、売却益に対して「譲渡所得税」がかかり、所得税と住民税を納める必要がありますよ。
物件の所有期間によって税率が異なるのが特徴で、5年と10年がポイントになります。
所有期間が5年以下の「短期譲渡」と5年超の「長期譲渡」における物件売買では、所得税率の差は約2倍です!
10年を超えて所有した場合では、譲渡所得の6,000万円以下と超える場合で税率は異なりますが、軽減税率を受けられます。
数年の差で納める税額が変わるかもしれないので、収支計算を入念にしましょう。
税率は以下を参考にしてくださいね。
所有期間5年以下:所得税率30.63% 住民税9%
所有期間5年超:所得税率15.315% 住民税5%
所有期間10年超(6,000万円以下に適用):所得税率10.21% 住民税4%
所有期間10年超(6,000万円超に適用):所得税率15.315% 住民税5%
まとめ
住宅売却のタイミングにはポイントがあるので、売りやすい時期に節税できる方法で売ると効果的です。
専門家に相談して満足できる売買を実現しましょう!
私たちみなと不動産株式会社では、不動産売却の査定も行っております。
不動産売却に関わるご質問などがありましたら、お気軽にお問い合わせください。