不動産を購入する理由はさまざまですが、売却する理由も同じくさまざまです。
実際に不動産の売却手続きが進む中で、売却理由は買主にとって気になるポイントです。
売主にとっても、売却理由をどの程度伝えればよいのか?不利にならない理由とは何か?と考えてしまうでしょう。
この記事では、不動産の売却理由で代表的なものや、もし買主に正直に話さなかった場合のリスクについてご説明します。
不動産売却を検討する際はぜひ参考にしてください。
不動産の売却で正直に言っても問題ない理由とは?
不動産の売却理由はさまざまですが、正直に話しても売主に不利にならない理由があります。
その理由とは
●より良い住まいへ住み替えるため
というものです。
広さや周辺の住環境をより良くしたいという考えで売却を考える方が多いようです。
他にも、
●家族構成の変化(子どもが増えたもしくは独立した)
●ライフスタイルの変化(通勤通学先の変更など)
といった理由が挙げられます。
また近年は
●資産整理
という理由も増えています。
両親から相続した不動産を売却したり、住人がいなくなった空き家を売却することが増えてきていると考えられます。
これらの理由であれば、売却の際に不利になることはないでしょう。
また、
●離婚による財産分与のため
という理由も増えています。
売主にとってはネガティブな理由ですが、買主にとっては直接影響がないと見られることが多く、売却の際に大きく不利に働く可能性は高くありません。
不動産の売却理由は正直に伝えるべき!売主は瑕疵担保責任を負う!
不動産の売却理由がネガティブなものの場合、売却の際に不利になることがあります。
●航空機飛行などの騒音問題
●事故や事件があった
●雨漏りなど建物に瑕疵がある
といった理由の場合、売却理由を伏せたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、物件そのものの瑕疵(キズ)は、物理的なものだけではなく、法律的な制限や心因的な物も含めて、売主が責任を負わなければなりません。
これは、売主に過失がなくても、売主が負う責任です。
このような瑕疵のある物件を購入した買主は、その瑕疵を知らなかったことにつき過失がなければ、売主に対して損害賠償請求をすることができます。
また、契約の目的を達成できなければ契約を解除することもできます。
このように売主にとって重い瑕疵担保責任。
買主には正直に話しましょう。
まとめ
不動産の売却理由として代表的なものや、売主が買主に対して負う瑕疵担保責任についてご紹介しました。
買主から売却理由について質問された場合は、正直に詳細を話すのが一番です。
きちんと説明することで話の信ぴょう性が増しますし、信頼を得ることにもつながります。
何より、事前に仲介業者に話しておくことがたいせつです。
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