最近、住まいづくりに自然素材を使用することが流行しています。
従来の住宅に使われているフローリングや壁などの集成材は、便利でコストメリットや施工時間の短縮などのメリットがあります。
一方で、健康面や耐久性などに問題があることが分かってきました。
そこで自然のものを取り入れることで、環境にも体にも優しい住まいを作るのが最近のトレンドとも言えます。
この記事では、珪藻土や漆喰や無垢材といった自然素材の特徴や、これらを住まいの建材に使用するメリットをご紹介します。
住まいに使う自然素材の特徴:珪藻土や漆喰は何に使う?
珪藻土や漆喰は住まいの壁や天井に使われることが多い素材です。
珪藻土は、珪藻という植物プランクトンの殻が沈殿して化石となって堆積した土のことです。
一方、漆喰はサンゴ礁由来の石灰石で、珪藻土と比べてつるっとした質感が特徴です。
これらの素材につなぎとなる粘土や糊などを加えて紙クロスや左官壁に使用することで、自然素材を使った家となるわけです。
珪藻土や漆喰の特徴として
●優れた調湿効果
●耐火性に優れる
の2点が挙げられます。
この2つの素材を使った壁は「呼吸する壁」とも呼ばれており、夏場は湿気を吸収し、冬場は水分を放出します。
季節に合わせて快適に過ごせる湿度に自動調整してくれるメリットがあるのです。
また、どちらも燃えにくく火に強い素材であるため、防火対策に有効です。
万一燃えてしまった場合も自然素材のため、有毒ガスが発生する可能性が非常に低いこともメリットといえるでしょう。
住まいに使う自然素材の特徴:無垢材は何に使う?
無垢材とは、森林や山で育った自然の木そのものを、使用する大きさに切り出した木材のことです。
無垢材フローリングとして床に使われることが多いですが、キッチンカウンターやオーダー家具の材料となることも多いです。
無垢材の特徴として
●優れた調湿性
●保温効果
●ストレスを和らげる
の3点が挙げられます。
木は切った後も呼吸していると言われており、湿気の多い季節には水分を吸収し、乾燥している冬場には水分を放出します。
また、無垢材は熱伝導率が低いため、鉄やコンクリートよりも遥かに熱を伝えにくい特徴があります。
そのため、室内の温度を一定に保つメリットがあるのです。
さらに、無垢材は自然が持っている癒し効果をそのまま活かすことができます。
森林浴効果や、色や見た目や香りといった人の五感に癒しを感じさせるのも無垢材の特徴といえるでしょう。
まとめ
住まいに使われる自然素材の紹介とその特徴についてご紹介しました。
自然素材を使った家を建てるなら、漆喰や珪藻土や無垢材、それぞれの素材の特徴を熟知した職人やハウスメーカーに相談してみましょう。
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