以前リースバックについてご紹介しましたが、今回の話題はハウス・リースバックと並んでよく耳にするリバースモーゲージ。
そもそもリバースモーゲージとはどんなものなのか、さらにハウス・リースバックとの違いについてまとめてみました。
ハウス・リースバックとリバースモーゲージ?そもそもリバースモーゲージとは?
リバースモーゲージとは、持ち家を担保にしてお金を借りながら、持ち家に住み続けられるシニア層向けの融資制度です。
借りたお金は必要に応じて一括で受け取ったり、年金のように毎年または毎月受け取ったりできるため、持ち家を所有していながら年金暮らしなどで日々の生活費に不安があるときなどに有効です。
リバースモーゲージの主なメリットとデメリットは以下のとおり。
<リバースモーゲージのメリット>
●持ち家を売却することなくお金が借りられる
持ち家を売却する場合、住む場所がなくなることになりますが、リバースモーゲージを活用すれば、持ち家に住み続けながらお金の心配から解放されます。
●本人が生存中は返済する義務がない
リバースモーゲージで借りたお金は、本人の死後にまとめて返済されるため、本人には返済義務が生じません。
<リバースモーゲージのデメリット>
●対象となる住宅が制限されている
リバースモーゲージは、基本的に土地付き一戸建てが対象となり、一部の地域を除いてマンションなどはほとんど対象となりません。
●長生きすると融資額がどんどん増える
リバースモーゲージで毎年または毎月融資を受ける場合、長生きすればするほど借金がふくらみ、存命中に融資枠を使い切ってしまう場合も。
ハウス・リースバックとリバースモーゲージ?リースバックとの違いについて
それでは改めて、リバースモーゲージとハウス・リースバックとの違いについてまとめてみましょう。
<ハウス・リースバックとは?>
ハウス・リースバックは、持ち家などを売却して現金を受け取り、そのまま新しいオーナーからその家を借りて住み続けること。
すなわち「売却」と「賃貸」を組み合わせた不動産の取引といえます。
<リバースモーゲージとは?>
リバースモーゲージはハウス・リースバックとは違い、持ち家などを売却することなく、それを担保に融資を受けること。
すなわち通常の住宅ローンとは逆(リバース)に、不動産を担保にしてお金を借り入れる「金融商品」といえます。
まとめ
リバースモーゲージとハウス・リースバックとの違いについて、ご理解いただけましたか?
「年金だけでは老後の暮らしが不安……」「医療費や老人ホームの入居金を用意したい」「持ち家をバリアフリーにリフォームしたい」など、リバースモーゲージを選ぶ理由もさまざまです。
まだまだ認知度が低く一般的とは言えませんが、リバースモーゲージは高齢化社会が進むこれから、さらに需要が増えそうですね。
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