住宅ローンを選ぶとき、もっとも気になるのが「金利はどれくらいになるのか?」ということではないでしょうか。
金利の種類によって返済額やリスクも変わってくるので、慎重に選びたいですよね。
そこで今回は、住宅ローンの金利タイプや金利の種類について、「利用が多いのは変動型」という調査結果を交え、分かりやすくまとめてみました。
住宅ローンの借り入れを考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
住宅ローンの金利タイプは3種類〜選べる金利の種類について
金利の種類については、以下の3タイプから選べます。
それぞれの違いや特徴を比較して、自分に合った金利タイプを選びましょう。
<全期間固定型>
住宅ローンを契約する時点で、返済期間中の金利が固定されるタイプです。
全期間固定型のなかでも、全期間を通じて金利が一律になるタイプと段階金利が設定される場合があり、いずれも住宅ローンを借り入れたときに金利が決められます。
返済額が一定になるため、返済計画が立てやすくなるとともに、急な金利上昇のリスクを負わずに済むのが特徴です。
ただ変動型より金利が高めになっているので、その旨をしっかり確認し、納得して契約するようにしましょう。
<固定選択型>
借り入れから一定期間中の金利が固定されるタイプです。
固定金利期間が短いほど当初の金利が低くなり、固定金利期間の終了後はあらためて金利タイプを選択することができ、その時点の金利が適用されます。
ただし大幅に金利が上がれば、当然、返済額は大きくなるので注意しましょう。
<変動型>
通常1年に2回、金利が見直され、金利変動の影響をもっとも受けやすいタイプが変動型です。
他の金利タイプより金利が低い、という点が何よりの魅力であり特徴となりますが、金利が上がると返済額がふくらみ元本がなかなか減らないというリスクもあります。
住宅ローンの金利タイプは3種類〜もっとも利用が多いのは変動型
上記のように、金利タイプが3種類から選べることが分かりました。
しかし実際のところ、いったいどれを選ぶ人が多いのでしょうか?
住宅ローンを借り入れた人を対象に行われた(独)住宅金融支援機構の「民間住宅ローン利用者の実態調査」によると、利用した金利タイプは「変動金利型」が60.3%、「固定期間選択型」が25.1%、「全期間固定型」が14.6%という結果が出ています。
変動型を選ぶ人が多かった理由としては、他の金利タイプに比べて金利が低く抑えられることが決め手となっているようです。
引用元:SUUMOジャーナル 民間住宅ローン利用者、「変動型」が6割
まとめ
超低金利時代と言われる現在、やはり利用が多いのは変動型のようですね。
ただ「当分、金利は上がらないだろう」と思っていても、急に景気がよくなって金利上昇するリスクも皆無とは言えません。
それぞれの特徴をしっかり比較検討して、無理のない住宅ローン返済計画を立てることが大切です。