住宅ローンが返済できなくなったら、マンション売却をしなければなりません。
しかしローンが返せなくなっても、マイホームに住み続けられる方法にリースバックがあります。
リースバックとマンション売却の違い
マンション売却をすると所有権は第三者に移るので、マイホームを明け渡さなければなりません。
同じくリースバックも不動産会社などにマンションを売却する方法ですが、その後の流れは一般的な売買とは異なり退去は不要です。
リースバックした後は、賃貸物件として住み続けることが可能です。
言い換えるならリースバックとは、売買契約と賃貸契約を同時に締結する取引方法です。
また売却するとは言っても、その事実を近隣に知られることがありません。
子どもの卒業まで売却の事実を知られることなく、現住居に住みたいといった要望にも対応できます。
・活用例
マイホームを売却し賃貸扱いで住むメリットは、ローン返済に困窮したときばかりではありません。
例えばマンションから、より広い一戸建てに住み替えたいケースにも有用です。
注文住宅では、着工金や中間金はローンでまかなうことができませんから、現住居の現金化を検討する必要があります。
一方で新居完成前にマンション売却すると、仮住まいを用意する手間がかかります。
そういったケースでも、新居の購入資金を確保しつつ転居直前までいまの家に住み続けられるのです。
リースバックでのマンション売却なら住宅ローンも返済できる
マンション売却の代金はローン残債の支払いに充てられますので、今後の返済は不要です。
個人相手にマンション売却をすると、どれほどスムーズに手続きを進めても代金決済(物件引渡し)までは2~3ヶ月かかります。
しかしリースバックなら、1ヶ月以内に売却ができる不動産会社もあります。
・将来的な買い戻しが可能
一時的にローン返済が困難でも、将来的に資金の目処が立っているなら買い戻しが可能です。
例えば定年退職によりローン返済が厳しくなったため親子間売買したいが、子どもは就職したばかりで、住宅ローンを組めないと言ったパターンにも利用できます。
一旦リースバックをして家賃を払い続け、子どもがローンを組めるようになった段階で買い戻しをすると言った方法です。
・注意点
買い戻しをするときは、売却時の価格よりも高くなる傾向にあります。
また家賃は売却価格に基づいて決定するため、周辺の家賃相場より割高になる可能性に注意してください。
そして更新のない「定期借家契約」になっていることも多いです。
買い戻し前提でリースバックを利用するなら、契約期間満了までに資金目処を立てる必要があります。
まとめ
リースバックを活用すれば、住宅ローン返済不能に陥ったときの対策になります。
一時的な資金難にも対応できますから、マンション売却の前にリースバックの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
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