不動産投資は初心者にも間口が広く、副業として人気の投資です。
投資検討中の方は基本となる言葉の意味を押さえると、不動産投資がよりわかりやすくなります。
基本中の基本である利回りについて解説していきますので、利率との違いや算方法も併せてチェックしていきましょう。
利回りと利率:違いとは?
利回りと利率の違いは、利息と利益に対する割合のとらえ方です。
ちょっとした違いですが、収支計画の差異や誤解がでないように正しく意味を把握しておきましょう。
▼利回り
投資費用に対する一年間の総利益の割合を指します。
計算には利息も含まれ、総利益とは「利息(家賃収入)+利息(家賃収入)以外」です。
1,000万円を投資してマンションを購入した場合で考えてみます。
マンションから年間50万円の収益(利息)があった場合、利回りは5%です。
同じく年間50万円の収益(利息)が上がり、1,050万円でマンションが売却できれば、総利益は100万円で、利回りは10%になります。
▼利率
投資費用に対する1年間の利息の割合を指し、不動産投資においては少ない変動をみせます。
1,000万円を投資してマンションを購入し、年間50万円の収益に加え1,050万円で売却できた場合、売却益は計算に考慮せず、利率は5%です。
利率はあくまで、投資額に対する利息のみの数値を指します。
利回りと利率:表面利回りと実質利回り
全体的な利益率を示す利回りは2種類あり、収益を計る尺度として違いを知っておく必要があります。
▼表面利回り
年間家賃収入を物件購入価格で割った数値で、計算式は以下の通りです。
<年間家賃収入÷物件価格×100>
投資用不動産情報に記載されているパーセンテージは、この数値になります。
家賃収入は満室で計算され、諸経費などは含まれず、一般的な収益見込みを確認できる数値です。
▼実質利回り
実質利回りは、年間家賃収入から諸経費差し引いた数値を投資費用で割る算出方法です。
<(家賃収入-経費)÷(物件価格+購入諸経費)×100>
より現実的な数値の把握ができますが、空室や諸経費は年ごとに変動するので、瞬間的な実測値といえます。
具体的な収益値がおおよそ把握できるので、物件比較の際には実質利回りの計算もしましょう。
まとめ
利回りと利率の違いは利息の扱い方で、利回りには表面利回りと実質利回りがあります。
少々ややこしいかもしれませんが、理解は深まったでしょうか?
不動産投資には細やかな計算が欠かせず、算出には言葉の意味を知っておくことが有効です。
利回りを正しく計算して、不動産投資の運用にぜひ活かしてくださいね。
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